[レポート共通]データの定義とカウント方法について
現在 reports機能はβ版です。
全レポート共通の仕様、および、レポート種類ごとに共通な仕様をまとめます。
各レポートごとに注意が必要なデータ仕様は、レポートごとのマニュアルをご覧ください。
目次
データの取得について
測定対象ページについて
コマースクリエイターご利用店舗のショップのみが対象です。
- 「トップページ」「商品グループ」画面「商品詳細」画面「ご注文手続き(Amazon Pay利用も含)」画面「注文完了」画面についてそれぞれ測定します。
- フリーページで作成されたページはすべて「フリーページ」としてカウントします。
- 「マイページ」や「告知ページ」は「その他ページ」としてカウントします。
- 「商品グループ」画面には「商品検索一覧」「バンドル商品一覧」「クーポン商品一覧」画面は含みません。
トップページ・任意ページの測定について
以下の場合、店舗側でタグを設置する必要があります。
合計5つまで測定タグを設定できます。
- コマースクリエイターの機能を利用せず、トップページをCMSで独自に作成している場合
- ブログやメディアページなど、外部CMSを利用して独自に作成している任意ページの場合
- レポートに表示するグラフや表に、任意の名前をつけることができます。(例:ブログ・TOP・specialContentsなど)
データ連携について
訪問に関するデータ
futureshopから前日分の追加・変更を深夜に1回/日連携します。
注文・顧客に関するデータ
futureshopから前日分の追加・変更を深夜に1回/日連携します。
リピート注文に関するデータ
futureshopから前月分を深夜に1回/月(月初2日)連携します。データの反映は15:00頃からとなります。
業界マスタデータ
futureshopから前月分を深夜に1回/月(月初2日)連携します。データの反映は15:00頃からとなります。
- データ量が特に多いレポートにつきましては、連携に時間がかかり、前日分のデータ反映が11:00AM頃になる場合もございます。
恐れ入りますが、あらかじめご了承ください。 - データの反映時間は目安となっており、若干ずれることもございます。
セッションについて
一人の顧客が、ショップを訪問すると、1セッションとしてカウントします。
その他仕様は以下の通りです。
- 30分以内を同一セッションとします。
30分以内であれば、一度画面を閉じ、再訪問した場合でも1セッションとしてカウントします。(ただし、PCやブラウザなどの訪問環境が同一である場合に限ります。) - 異なるデバイスからアクセスすると、30分以内であっても別セッションとしてカウントします。
- 日をまたいだ場合は、30分以内でも、別セッションとしてカウントします。(日ごとにデータ集計を行うためです。)
訪問データについて
- 訪問に関するデータは2023年4月1日から取得しています。
- 期間指定を行い、表示できるデータは最大3年です。
- 訪問データは、Cookie(1年間) で計測します。
- 1年以内に、再度ショップに訪問した場合はさらに1年、Cookieの保持を延長します。
- TikTokからの流入測定のみ、2023年11月8日以降のデータとなります。
注文データについて
- 注文に関するデータは2016年から蓄積されています。
- 期間指定を行い、表示できるデータは2019年以降です。
金額について
- 注文日以降の、受注金額の変更・キャンセルなどは含まれません。
ただし、注文日当日中に行われた金額の変更については、集計に反映されます。
注文日当日中にキャンセルされた場合、売上もキャンセルも集計されません。(連携されるデータなしとなります。) - 注文平均金額は、小数点1位を切り上げです。
- 注文金額は、商品価格(税込)+オプション価格(税込) です。
※包装手数料や決済手数料、クール便手数料など「各種手数料」「送料」、クーポン・ポイント・バンドル割引・購入金額別割引などの「各種割引」は含みません。
定期・頒布会機能ご利用の場合
- 申込みは、注文件数にカウントされません。受注データ生成ごとに注文件数としてカウントされます。
- 注文件数(購入回数)・金額は、定期・頒布会の各お届け回のデータを、受注データが生成されるごとにカウントします。
そのため、定期・頒布会の受注割合が高い場合には、一部のレポートのデータにおいて、CVRなどの数値が異常値となるケースがあります。
顧客データについて
「顧客レポート」のデータについては以下の通りです。
- 会員数のデータは、2007年以降のデータとなります。
- 期間指定を行い、表示できるデータは2019年以降です。
- 「会員数」につきましては、集計のロジックが異なるため、管理画面で表示される数とは異なります。
新規・リピート顧客の定義
reportsでは、新規・リピート顧客を定義づける基準として、「リピート期間」 を用います。
「リピート期間」内に、2回以上訪問/購入した顧客を「リピート」とし、訪問/購入した回数をリピート回数としてカウントします。
「訪問に関するレポート」と「注文・顧客に関するレポート」では、リピートにカウントする期間が異なります。
「リピート期間」について
まずは、「期間」について説明します。
reportsでは、レポートにより「リピート期間」とする「期間」を以下のように定めています。
注文・顧客に関するレポートの場合
reportsの注文・顧客に関するレポートでは、リピートにカウントする期間は、3年間です。
さらに「注文」レポートと「顧客」レポートでは、カウント方法が異なります。それぞれ以下のようになります。
「注文」に関するレポートの場合
[レポート設定]で指定した「表示期間」内に注文があった顧客について、それぞれの注文日より過去3年間に注文履歴がある場合は、「リピート」としてカウントします。
「顧客数」に関するレポートの場合
[レポート設定]で指定した 「表示期間」の終了月日より過去3年間に注文履歴がある場合は、「リピート」としてカウントします。
「注文」レポートとは異なり、「表示期間」内に注文がなくてもカウントアップします。
<注意事項>
- 測定タグで出力している注文回数や管理画面に表示される注文回数とはカウントの仕方が異なるので、数値も異なります。
カウント日(計測日) | 2019.10.15 | 2020.10.15 | 2021.10.15 | ||||
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データ種類 | 注文 | 顧客 | 注文 | 顧客 | 注文 | 顧客 | |
新規 | 1人(顧客B) | 1人(顧客B) | 0人 | 0人 | 1人(顧客C) | 1人(顧客C) | |
リピート | 2回 | ー | 顧客C | 顧客B | 顧客B・C | 顧客B | 顧客B |
3回 | 顧客A | 顧客A | 顧客A | 顧客A | ー | ー | |
4回 | ー | ー | ー | ー | 顧客A | 顧客A | |
人数計 | 1人(顧客A) | 2人(顧客A・C) | 2人(顧客A・B) | 3人(顧客A・B・C) | 2人(顧客A・B) | 2人(顧客A・B) |
主に以下のレポートにて、リピートカウントのベースとなります。
訪問に関するレポートの場合
reportsの訪問に関するレポートでは、リピートにカウントする期間は、1年間です。
ショップに訪問した履歴をCookieにて保持可能な期間です。
[レポート設定]で指定した「表示期間」内に訪問があった顧客に、1年以内の訪問の履歴がある(訪問履歴のCookieがある) 場合、該当の顧客を「リピート」としてカウントします。
- Cookieによる保持期間が変更になる場合は、reportsの「リピート期間」も変更となります。
<注意事項>
- 1年以内に、再度ショップに訪問した場合はさらに1年、Cookieの保持を延長します。
- ショップ訪問時の端末が異なるなど訪問環境が同一ではない場合は、別訪問(新規)としてカウントします。
- 同一セッションとみなされるのは30分以内です。
最初の訪問から30分を超えて、ページ遷移などのアクションを起こした場合は、新たな訪問(新規訪問数1+リピート数1)としてカウントします。
セッションについてもご参照ください。
カウント日(計測日) | 2017.10.15 | 2018.10.15 | 2019.10.15 | 2020.10.15 |
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新規 | 1人(顧客B) | 1人(顧客C) | 1人(顧客A) | 1人(顧客C) |
リピート | 0人 | 1人(顧客A) | 0人 | 0人 |
主に以下のレポートにて、リピートカウントのベースとなります。
なぜリピート期間を設定するのか
理由の一つは、店舗の顧客の現状を正確に把握するためです。
例えば10年以上前に2回ほど購入されて、その後はご購入がない顧客を「リピート」としてカウントし続けてしまうと、正確な現状分析を妨げてしまいます。
一定期間を区切り、顧客の直近のステータスで現状把握を行うために「リピート期間」が必要となります。
もう一つ理由は、正確な効果検証データを取得するためです。
例えば「ショップがOPENしてから10年間、リピートとして転換していない顧客が8割を占める」というショップがあるとしましょう。
11年目から、新たに獲得した新規顧客をリピートへ転換する施策を強化し、結果を検証しようとした場合、これまでの10年間の顧客データに引っ張られ、「転換率が異常に低い」データになりかねません。
施策を施してからの効果がどれだけあったかを、できるだけ正確に数値化するために、「リピート期間」を設定しています。
会員・非会員の定義(カウント方法)
会員と非会員のカウントの仕方は、各レポートにより異なります。以下にてご確認ください。